ガイドライン

 

胸腔鏡下交感神経遮断術にあたってのガイドライン

平成7年8月11日制定
平成8年10月12日改定
平成27年9月25日改定
日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会

近年、胸腔鏡下肺縫縮術をはじめとする内視鏡下胸部手術が患者に利点の多いことが注目され、普及しつつある。胸部交感神経切徐は従来から背部、腋嵩などの経路で行われたが、患者ヘの侵襲が大きく、適応が制限されてきた。 最近、低侵襲で確実な胸腔鏡下交感神経遮断術が確立された。
胸腔鏡下交感神経遮断研究会(以下、本研究会)は胸部外科手術についての経験豊富な指導医の下で、胸腔鏡下交感神経遮断術についての適切なトレーニングを修了した後、本法を施行することを推奨する。

1.一般的な開胸手術手技と周術期管理、合併症対策の習得
2.内視鏡下に観察する解剖学的位置の理解
3.内視鏡下の2次元ビデオモニター画像での深度感覚の習得
4.遠隔操作による臓器触知感覚の習得
5.拡大映像での視覚-手指協調運動(hand-eye coordination)
6.特殊機器類の理解と使用方法の習熟 

本法を施行するに最低限な条件は、次のごとくである。

1.日本外科学会、日本胸部外科学会の認定医による協力が得られていること
2.胸腔鏡下手術に相当の経験があること
3.本研究会に入会し、本法の最新情報を理解していること

本法の見学希望者は下記迄ご連絡下さい。
・NTT東日本関東病院ペインクリニック科 TEL 03-3448-6521

その他、本研究会幹事施設にお問い合わせ下さい。