第23回研究会

第23回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会のお知らせ

下記要領にて学術集会を開催いたします。皆様奮ってご参加ください。
なお、演題応募は下記までお願い申し上げます。

ETS研究会演題応募要項

日時:平成29年10月7日(土)

会場:昭和大学横浜市北部病院・講堂

申込み方法:所属、氏名(主・共同演者)、住所、連絡先(TEL、メールアドレス)
 演題名、抄録本文(800字以内・ WORD形式 12 Pまたはテキスト形式)で添付
 ファイルとして以下まで送信をお願い申し上げます。

送信先: kadokura@med.showa-u.ac.jp

お問合せ先:第 23回 ETS研究会・会長
 昭和大学横浜市北部病院 呼吸器センター・門倉光隆宛て
 TEL 045-949-7000
 FAX 045-949-7927

演題申込み締切:平成 29年 8月 10日→ 8月21日(月) に変更します。

ご挨拶

昭和大学医学部外科学講座呼吸器外科学部門長・教授
昭和大学横浜市北部病院・病院長
門倉光隆

 このたび第23回の本研究会を開催させていただくことになり、大変名誉なことと医局員共々心より感謝申し上げる次第であります。
 本研究会は初代代表幹事の上山武史先生(故人)が1995年10月に第1回研究会を金沢で開催されたのを皮切りに、つい先頃他界された塩谷正弘先生が2代目代表幹事として会の発展に寄与されました。
 胸腔鏡下胸部交感神経遮断術(ETS: Endoscopic Thoracic Sympathicotomy)は、1990年代に入り胸腔鏡手術の保険適用とともに発展し、最少の皮膚切開創から容易に施行し得ることから全国に普及しました。この治療にともなうマイナスイメージは代償性発汗を中心とする術後併存症の程度やその発生頻度で、手術適応を厳格化するために対象症例も極めて厳選され、手術症例数の減少傾向がみられているところであります。
 しかし、手掌多汗に悩む患者さんにとっては極めて有益な治療法であることから、代償性発汗を軽減する術式の検討も行われています。また、最近では手掌多汗症だけでなく、薬剤による治療に抵抗を示す異型狭心症に対しても効果を示すことが判明し、今後の適応拡大に期待するものであります。
 今回の研究会では、⑴ 多汗症に対する薬物治療の提案として漢方薬の役割について、⑵ 情動や睡眠と呼吸の関連について、さらに⑶ 手掌多汗以外へのアプロ―として異型狭心症への適応について、3つの特別講演を企画いたしました。
 会場は、昭和大学附属病院の中でも、横浜市北部地域にあります昭和大学横浜市北部病院の講堂で開催させていただきます。研究会前日や会終了後には、開港150年を迎えました横浜港大桟橋ふ頭(国際客船ターミナル)や山下ふ頭(氷川丸)、赤レンガ倉庫、横浜中華街、ランドマークタワー、みなとみらい21地区などを散策していただければと考えております。皆様奮ってご参加いただければ幸甚に存じます。

<プログラム>

受  付 ( 9:30)

開会の辞 (10:00)
                                          
一般演題 A (10:05~ 10:25)   
           座長:片岡大輔 (昭和大学医学部呼吸器外科学)
                            
 A-1 耳鼻咽喉科疾患に対する胸腔鏡下交感神経遮断術の効果
      御村光子1)、佐々木英昭2)、山澤 弦2)、宮本奈穂子2)、高田幸昌2)
        1) NTT東日本札幌病院 ペインクリニックセンター
        2) NTT東日本札幌病院 麻酔科

 A-2 手掌多汗症に対して胸腔鏡下交感神経遮断術を施行した症例の職業調査
      佐々木英昭1)、御村光子2)、宮本奈穂子1)、木村さおり1)、髙平 陽子1)、
      高田幸昌1)、田村亜輝子1)、杉本美幸1)、山澤 弦1)
       1) NTT東日本札幌病院 麻酔科 2) 同ペインクリニックセンター
                                          
教育講演 1 (10:25 ~ 11:15)   
           座長:安部洋一郎 (NTT東日本関東病院 ペインクリニック科)
     
    血管攣縮性狭心症に対する胸腔鏡下胸部交感神経遮断術の有効性
      平川奈緒美
       佐賀大学医学部附属病院 ペインクリニック・緩和ケア科
                   佐賀大学医学部 麻酔・蘇生学

総会    (11:25~11:45)                

       (総会終了後、お弁当の配布を致します。)
                                              
ランチョンセミナー    (株式会社ツムラ共催) 
特別講演  (12:00~ 13:00)    
           座長:門倉光隆 (昭和大学医学部呼吸器外科学・教授)  
    局所性多汗症の治療
      世良田和幸
       戸塚共立リハビリテーション病院

                                          
教育講演 2 (13:10~14:10)       
           座長:北見明彦 (昭和大学医学部呼吸器外科学)
                 
    脳の異変を察知する ?Brain Mapping法による最近のトピックス?
      政岡ゆり
       昭和大学医学部生理学部門生体調節機能学

一般演題 B  (14:05~14:25)     
           座長:植松秀護 (昭和大学医学部呼吸器外科学)
           
 B-1  日本語版多汗症QOL質問票について
      上島賢哉、西村大輔、中川雅之、林 摩耶、榎畑 京、安部洋一郎
       NTT東日本関東病院 ペインクリニック科

 B-2  胸部交感神経遮断術の合併症が術後遠隔期に手術満足度に及ぼす影響について
      片岡大輔、富田由里、新谷裕美子、南方孝夫、大島 穣、氷室直哉、
      山本 滋、鈴木 隆、門倉光隆
       昭和大学医学部外科学講座 呼吸器外科学部門

閉会の辞  (14:25~14:30)