【ご挨拶】
この度、第28回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会のお世話をさせていただくことを大変光栄に存じます。
第20回本研究会にて塩谷先生の総説的なご講演の中で語られた手掌多汗症に対する胸部交感神経遮断術の立ち位置はその後の周辺医療状況、コロナウイルス感染症のパンデミック、ここ数年の多汗症治療薬の相次ぐ承認などの変化の中にあっても大きく変化はないままと思われます。
胸腔鏡下胸部交感神経節切除術(ETS)は手掌多汗の治療として有効である反面、代償性発汗が必発であるため、医療ニーズの上では一定の評価を得ながらも決して治療の第一選択となりえないのが現状です。
今回の研究会が、今後交感神経遮断術の担い手となる若い医師の方々へ示せる中庸の道程を定めるきっかけとなるような会合になればと考えております。
研究会参加の皆様には既出の問題点や過去の事例に関する再検討まで今般の社会通念と再度照らし合わせ議題としていただいてもよいので、様々な観点から活発な議論を展開していただきたいです。
皆様とお会いできることを楽しみにしております。
第28回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会 会長
石切生喜病院 秋月 克彦
【会期、会場】
会 期 : 令和6年9月15日(日)
9:30 受付開始
10:00~16:00
会 場 : 石切生喜病院内 大会議室
大阪府東大阪市弥生町18-28
【プログラム】
10:00 受付
10:20 開会の辞
10:30~11:00 午前講演
一般演題 A
座長 医療法人藤井会 石切生喜病院 救急・集中治療科部長 秋月克彦
1. 奇静脈葉を伴う手掌多汗症に対する手術 -2例目の報告-
中頭病院 呼吸器外科
嘉数 修、大田守雄
2. 原発性局所多汗症に対する胸腔鏡下交感神経遮断術の効果は
局所多汗の改善に止まらない
NTT東日本札幌病院 ペインクリニックセンター1)、麻酔科2)
御村光子1)、佐々木英昭2)、高田幸昌2)、山本明日香2)、木村さおり2)、
佐藤順一2)、大須田倫子2)、坂野知世2)、川崎侑希2)
11:10 ~11:40
共催セミナー WEB講演
「APOHIDE@Lotionについて」 久光製薬株式会社より
11:40~12:20 総会・昼食
12:30~13:00 午後講演
一般演題 B
座長 医療法人藤井会 石切生喜病院 救急・集中治療科部長 秋月克彦
3.胸腔鏡下持続傍脊椎ブロックの経験と交感神経遮断術の導入をめざして
愛知医科大学 消化器外科
齊藤卓也、佐野力
4.胸腔鏡下交感神経遮断術に対する専門家のコンセンサス
佐世保共済病院ペインクリニック麻酔科
境 徹也
13:00~ 閉会の辞
第28回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会担当事務局
〒579-8026 大阪府東大阪市弥生町18-28
医療法人藤井会 石切生喜病院
TEL 072-988-3121 FAX 072-988-3119
Email luna2katz@yahoo.co.jp