第29回研究会

【第29回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会 ご案内】

1.日 時:2025年 9月14日(日)
       10:00 受付開始  
      10:25 開会~15:20 閉会

2.会 場:NTT東日本札幌病院 3F AB会議室
     (札幌市中央区南1条西15丁目)


【ご挨拶】

この度、第29回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会を、10年ぶりに札幌の地で開催させて頂くことを大変光栄に存じます。
近年、多汗症に処方可能な薬剤の選択肢が増え治療機器も発展し、胸腔鏡下交感神経遮断術の症例数が減少しているように感じます。しかし、やはり保存療法では十分な発汗抑制効果が得られない症例が存在すること、さらにはバージャー病などの血行障害性疾患や、冠攣縮性狭心症など循環器疾患へも一部適応されていることなどから、未だ必要とされる手技であることは疑いようもありません。手術症例数が減少する中で、技術の維持や知識の継承を十分におこなうためには、経験豊富な先達に教示を頂くことや同志との情報共有が極めて重要となり、本研究会の存続意義は益々高まるものと考えます。
今回会場とさせて頂いた当院周辺には、市民の憩いの場として親しまれている北海道神宮や大通公園、長く食文化を支えてきた二条市場や中央卸売市場、甘味処として六花亭喫茶や北菓楼などもございます。お時間が許しましたら、ぜひ北海道らしい場所へも足をお運び頂ければ嬉しく思います。
当日皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。奮ってのご参加を心よりお待ち申し上げます。

                                   会長:佐々木 英昭

【プログラム】

10:00 受付

10:25 開会の辞

10:30〜11:30
一般演題 1 座長:平川 奈緒美(平川病院)

1-1 更年期症状と捉えられていたハーレクイン症候群の1症例
  山本 明日香、佐々木 英昭、高田 幸昌、御村 光子
  NTT東日本札幌病院 麻酔科・ペインクリニックセンター

1-2 第3肋間静脈が太く交感神経幹の腹側を走行する困難症例に対する胸腔鏡下胸部交感神経節(T3)切除の1例
  嘉数 修、大田 守雄
  中頭病院 呼吸器外科

1-3 顔面多汗症患者に対するイオントフォレーシスの試み
  伊達 久
  仙台ペインクリニック 麻酔科

1-4 当施設で手掌多汗症に対するETSを受けた症例の臨床背景と術後成績
  樋口 光徳1)、 藤嶋 康祐1)、 松村 勇輝2)、 猪俣 頌2)、 山口 光2)、 鈴木 弘行2)
  1)福島県立医科大学会津医療センター 呼吸器外科学講座
  2)福島県立医科大学医学部 呼吸器外科学講座

11:35〜12:05 〜機器説明、薬剤説明〜

12:10〜12:50
ランチョンセミナー(Web
  座長:佐々木 英昭(NTT東日本札幌病院 麻酔科)

  医師人生の広がり ― 日本と世界の現場から
  米国エモリー大学 救急医学講座 中嶋 優子

13:15〜13:30 総会

13:30〜14:15
一般演題 2 座長:安部 洋一郎(NTT東日本関東病院 ペインクリニック科)

2-1 胸腔鏡下交感神経遮断術における代償性発汗はどのような患者に起こりやすいのか?~文献的考察~
  境 徹也
  佐世保共済病院 ペインクリニック麻酔科

2-2 他院での手掌多汗症に対する交感神経切除術後に再発をきたし再手術を施行した1例
  奥村 典仁、林 達朗
  倉敷成人病センター 呼吸器外科 

2-3 多汗症に対する胸部交感神経切除手術中のトラブルへの対応
  大田 守雄、嘉数 修、玉城 駿
  中頭病院 呼吸器外科

14:20〜15:20
特別講演   
 座長:御村 光子(NTT東日本札幌病院 ペインクリニックセンター)

  副交感性血流増加の部位特異性から紐解く口腔顔面機能の特色と機能障害のメカニズム
  北海道医療大学歯学部 口腔生物学系生理学分野 石井 久淑

15:20 次回会長挨拶

15:25 閉会の辞


第29回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会
会長:佐々木 英昭
担当回事務局:NTT東日本札幌病院
〒060-0061 札幌市中央区南1条西15丁目
TEL:011-623-7000(代)
Email:29thETS@gmail.com