【ご挨拶】
この度は、第26回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会を自身2度目の会長として、ここ福岡にて開
催させて頂くことを大変光栄に存じます。
初の会長を務めさせて頂いた第15回(2009年)は日本発汗学会との共同開催で、外科的アプローチのみでなく心療内科・精神科など他領域からのアプローチも学べる貴重な機会となったことを記憶しています。当時既に手術優先の時代は過ぎ、手掌多汗症に対する胸腔鏡下交感神経遮断術の症例数は全国的に減少傾向を示しておりました。13年経った現在も代償性発汗という問題は依然解決されておらず、手術適応は慎重なままです。しかしながら多汗症に悩む患者さんが減ったわけではなく、症例数は激減したとはいえ手術が多汗症治療の有用な選択肢の一つであることは変わりません。適応の厳格化は維持しつつもインフォームドコンセントの充実や代償性発汗を少なくするための術式の工夫等々、活発な討論を行っていただくことを期待しています。
さて、今研究会は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、WEB配信を併用するハイブリッド型での開催となります。連日、想定を大きく上回る感染者数を記録している中ではありますが、既に2度の延期を余儀なくされた当研究会の歩みをこれ以上止めるわけにはいきません。ウィズコロナにおけるポジティブな変化の1つであるデジタル技術発展の恩恵を受け、新しい一歩を踏み出したいと存じます。円滑に運用できるよう鋭意準備を進めておりますので、何卒皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
最後に、3年ぶりとなる今研究会に演題応募いただいた方に深く感謝申し上げるとともに、参加される皆様にとって充実した研鑽の場となることを切に願っております。
第26回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会
会長 佐田 正之
【運営要綱】
1. 発表資格
本研究会での発表資格は、本研究の会員に限ります。
尚、共同演者につきましては、必ずしも会員である必要はありませんが、本会の趣旨をお汲み取りいただき、入会頂けると幸いです。
事務局:佐賀大学医学部麻酔・蘇生学講座(事務局長:平川奈緒美)
〒849-8501 佐賀県佐賀市鍋島5丁目1-1
TEL 0952-34-2324 / FAX 0952-34-2056
年会費:3,000円
2. 参加費
本研究会の参加費は3,000円です。WEBではオンライン会議システム Zoomを使用します。
会場参加の方) 当日受付でお支払下さい。引換えに参加証と領収書をお渡しします。
WEB参加の方) 部外者のアクセスを予防するため、事前申込制とします。
10/6(木)までに下記口座へお振込みのうえ、事務局へその旨メール連絡下さい。
頂いたアドレスに当日の参加方法をご連絡します。
3. 一般演題での演者の先生方へ
発表時間は15分(発表時間10分、討論時間5分)です。
形式はWindows PowerPoint2016にてお願い致します。
データは10/6(木)までにメールまたはファイルストレージサービス(ギガファイル便)にて事務局へご提出ください。
やむを得ず、当日持参される場合はUSBメモリにてお願いします。
会場受付時にデータの動作確認をしますので、お時間に余裕をもっていらしてください。
また、動画を用いる際は念のため、ご自身のPCをご持参していただくことをお勧めいたします。
4. 質疑応答について
発言される方は,座長および司会者の許可を得てからお願いします。
発言は所定のマイクを用い,所属と氏名を述べてから要領よくご質問下さい。
WEB参加の方は、質問を受け付けることは致しませんのでご了承ください。
5. 幹事会
日 時 : 令和4年10月7日(金) 17:00~18:00
会 場 : 医療法人佐田厚生会佐田病院 7F会議室
6. 総会
日 時 : 令和4年10月8日(土) 12:00~12:30
※一般演題終了後、昼食休憩前に行います。
会 場 : 医療法人佐田厚生会佐田病院 7F会議室
【お問い合わせ・演題データ提出先】
事務局 : 担当)事務部 河内 E-mail:hk0040@sada.or.jp
〒810-0004 福岡市中央区渡辺通2丁目4-28
医)佐田厚生会 佐田病院内 事務部内
T EL:092-781-6381 FAX:092-724-9411
【WEB参加費お振込先】
福岡銀行 渡辺通支店 普通 2194866
名義 : 第26回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会
ダイニジユウロクカイニホンキヨウクウキヨウカコウカンシンケイシヤダンケンキユウカイ
※ 26 はカナですので、ご注意下さい。
お手数ですが、お振込み後に事務局へその旨メールにてご連絡下さい。
【プログラム】
10:00 受付
10:25 開会の辞
10:30 - 12:00 一般演題 / 座長:平川 奈緒美
(佐賀大学医学部附属病院ペインクリニック・緩和ケア科)
1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による当院多汗症治療への影響
1)NTT東日本札幌病院麻酔科
2)NTT東日本札幌病院ペインクリニックセンター
〇高田幸昌1) 御村光子2) 佐々木英昭1) 山澤弦1)
2 手掌多汗症に対して胸腔鏡下交感神経遮断術を施行した症例の術後調査
1)新潟大学医歯学総合病院 麻酔科
2)新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院 麻酔科
3)座間総合病院 麻酔科
〇佐久間一樹1)、清水大喜1)、渡部達範2)、上田夏子3)、大橋宣子1),馬場洋1)
3 多汗症日本語版QOL質問票についての検討
仙台ペインクリニック
〇末永 佑太、大友篤、伊達久、伊藤裕之、唐澤祐輝、鈴木陽子、河野友美
4 重症原発性腋窩多汗症に対する胸腔鏡下交感神経遮断術の意義
NTT東日本札幌病院 ペインクリニックセンター1)、麻酔科2)
〇御村光子1)、佐々木英昭2)、高田幸昌2)、山澤 弦2)、木村さおり2)、山本明日香2)、垣本和人2)
5 胸部交感神経遮断術後の再手術として交感神経節切除術を施行した手掌多汗症の1例
中頭病院 呼吸器外科
〇嘉数 修、大田守雄
6 赤面症に対するETS後のクリップ除去術で癒着剥離に難渋し気胸を生じた1例
NTT東日本関東病院ペインクリニック科
〇松原 香名、濱口孝幸、田村美穂子、林 摩耶、中川 雅之、上島 賢哉、安部 洋一郎
12:00 - 12:30 総会
12:30 - 14:00 昼食休憩 ~ 製品説明会(科研製薬株式会社 様)~
14:00 - 15:00 特別講演 / 座長:佐田正之(佐田病院 外科)
「多汗症診療の現状と今後の展開」
池袋西口ふくろう皮膚科クリニック 院長 藤本智子
15:00 閉会の辞