ご挨拶

 

代表幹事ご挨拶

 2023年からETS研究会の代表幹事を仰せつかりました。佐田先生(福岡)から大田(沖縄)へ引き継ぐことになりました。これまで、沖縄では2回、ETS研究会を開催しています。
 以前は手掌多汗症に対する手術はいろんな施設で行われていましたが、手術のインフォームドコンセント、特に術後の代償性発汗に対する説明が必要不可欠であり、次第に手術を行う施設が減少している状況です。手術ありきの時代は去り、先ず保存的治療を行い、最終手段としての交感神経遮断術(焼灼、切除)が選択される時代になりました。さて、国内では2020年からのコロナ禍で2023年5月までCOVID-19が2類感染症として扱われ、手術制限もありました。癌、外傷、心疾患などに罹患した患者さんが優先され、良性疾患である手掌多汗症は2022年の7月には約3から4週間の手術の延期を余儀なくされました。当科スタッフも次々と罹患し病院中が混乱しました。われわれの呼吸器センター(44床)はすべてコロナ病棟として使用され、別々の病棟で入院ベッドを確保するジプシー生活となりました。COVID-19が5類に変更され呼吸器センターの病棟を使用できるようになりましたが、まだ油断はできません。
 ETS研究会で仲間と会える日を楽しみにしています。
                                  中頭病院呼吸器外科
                                    大田守雄

第30回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会 会長                            
【ご挨拶】

 この度、第30回胸腔鏡下交感神経遮断術研究会をNTT東日本関東病院で開催することとなりました。当院では過去に第2回(会長 塩谷正弘)、第13回(会長 大瀬戸清茂)、第20回(会長 安部洋一郎)と開催されており、10年ぶり4回目の開催となります。この伝統ある研究会の、しかも記念すべき第30回の会長を拝命し大変光栄に存じております。
 今回は第30回の大会となり、会員の世代交代の時期に差し掛かっていると感じ、研究会の発足当初から活躍されている中頭病院呼吸器外科部長 大田守雄先生に胸腔鏡下交感神経遮断術の変遷についてのご講演をお願いいたしました。
 特別講演としては、大阪大学大学院薬学研究科 先端化粧品科学(マンダム)共同研究講座 藤田 郁尚教授に講演をお願いしています。マンダムでは多くの制汗製品を発売しているだけでなく、発汗の研究も盛んにおこなわれております。ある時、マンダムの研究成果を取り上げたテレビ番組をみて、当研究会で講演していただきたいと思いお願いいたしまいた。新たな制汗剤により、手術をしなくてもよい患者が増えることや代償性発汗で困っている患者の救済になることが期待できるのではないかと思います。
 本大会が胸腔鏡下交感神経遮断術の発展につながることを願っています。

                      第30回日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会                             会長 中川 雅之